【ブログでの一人称】自分のことはなんて言う?ランキング形式で紹介
ブログで使用する一人称を決めかねていますか?この記事では25個の一人称を検証し、ブログにもっともおすすめなものを説明しています。男性女性関わらずブログを始める前に読んでいただきたい記事です。
okoんにちは。マイナスからブログを始めたオコブロです。
この記事にたどり着いた方は
あなたはこんな方?
- ブログを始めたけど自分のことをなんて読んだら良いのかわからない
- 一人称が決まらないので記事を書けない・・・
と、思いもよらないところでつまずいて面食らっている方ではないでしょうか。
僕も最初のブログを書き始めるときに「あれ?自分のことはなんて書けばいいんだ?」と悩んだ経験があります。
英語だと「I」と「We」くらいなものですが、日本語はとても複雑なので様々な一人称が存在します。
この記事では
この記事でわかること
- ブログで使われているの一人称ランキング
- それぞれの一人称のイメージ
- 男女別のおすすめの一人称は性別を感じさせない「私」
について書いていきます。
きっとこの記事をお見終わるころにはあなたの一人称が決まっていますので是非最後まで読んでいって見てください。
使用する一人称によってブログの印象は変わってきます。
途中で変えれば良くない?
ブログ全体の一貫性がなくなるので途中変更はおすすめしません。
実は僕も一人称変えたいマンです。
Table of Contents
【男女共通】おすすめの一人称
先に結論をお伝えすると、
- 最も多くの人が使用するので違和感がない
- 「わたし」「わたくし」の両方を含む(フォーマルな文章は読者が「わたくし」と読んでくれるのでフォーマル感が高まる)
- 男性も女性も使用するので文章だけで「性別のフィルター」をかけられない
- ビジネス上の正式な一人称なのでくだけ過ぎない
- 日常生活でも使うのでフォーマルになりすぎない
という理由で
「私」
が最もおすすめです。
(僕も私って言いたい・・・)
たくさんの一人称
思いつくままに一人称を挙げてみます。
- 僕
- ぼく
- ボク
- 俺
- おれ
- オレ
- 俺っち
- おれっち
- オレっち
- 自分
- 私
- わたし
- ワタシ
- あたし
- あたくし
- アタシ
- 小生
- 筆者
- ワシ
- あたい
- おいどん
- ぼくちん
- わい
- 我
- 拙者
こんなものでいいでしょうか・・・・結構ありますね。
雨の呼び方だけで400語もあると言われている我らが日本語ですので25語でも助かった感じがしますね。
ひらがな、カタカナ、漢字で印象が変わりそうなものはそれぞれ分けています。
雨の呼び方は、雨、夕立、春雨、五月雨・・・
それは今度にしようか・・・。
ブログ一人称ランキング化
これらの一人称をランキング化していきます。
世界中のWEBサイトをくまなく見て回り、それぞれの一人称が使われているブログ形式のページがどれくらいあるかをカウントしてランキングにしてみました。
その結果がこちらです。
第1位 | 私 | 760,000,000 |
第2位 | 自分 | 757,000,000 |
第3位 | 我 | 693,000,000 |
第4位 | 俺 | 282,000,000 |
第5位 | ぼく | 264,000,000 |
第6位 | 僕 | 257,000,000 |
第7位 | オレ | 124,000,000 |
第8位 | わたし | 117,000,000 |
第9位 | 俺っち | 83,900,000 |
第10位 | ボク | 79,100,000 |
第11位 | オレっち | 66,500,000 |
第12位 | おれっち | 66,400,000 |
第13位 | わい | 36,300,000 |
第14位 | 筆者 | 23,800,000 |
第15位 | おれ | 19,900,000 |
第16位 | ぼくちん | 19,700,000 |
第17位 | あたし | 17,400,000 |
第18位 | ワシ | 16,300,000 |
第19位 | ワタシ | 13,700,000 |
第20位 | アタシ | 6,030,000 |
第21位 | 小生 | 2,930,000 |
第22位 | あたくし | 1,240,000 |
第23位 | あたい | 864,000 |
第24位 | 拙者 | 731,000 |
第25位 | おいどん | 204,000 |
番外 | 自分の名前 | 計測不能 |
正直
「それ自分を呼ぶとき以外で使っているのもたくさん含まれてるよね?」
という疑惑もありますが、ここはひとつファジーにしていただいて、それぞれの一人称の解説をしていきます。
ちゃんと調べて!
それは今度にします・・・
私
ブログでの一人称堂々第一位が「私」です。
これはかなり納得です。納得の理由は
私が一位の理由
- 日本人が最も多く使用する一人称である
- 「わたし」「わたくし」の両方が「私」に含まれる
- 男性も女性も使用する
- ビジネス上の一人称は「私(わたくし)」が正式とされている
キングオブ一人称です。
使われることが多い他の一人称「ぼく」「おれ」と違い三文字なので読みてのテンポは少し悪くなります。三文字より二文字の方がテンポ良く読めます。
タイピング的に「私」は左手を広く使って流れるように打てるのでいいかも。
タイピング的にって必要??
最もタイピングする言葉になりますからね!打っていて気持ちがいいものがいでしょう。
自分
上下関係を重んじているような印象を与える一人称で硬派な印象が強いです。
ちなみに旧日本軍では一人称に「自分」を使うことが推奨されていました。階級によって上下関係がはっきする世界なので「自分」が選ばれたのか、旧日本軍で使われていたから上下関係を重んじているように感じるのかはわかりません。
硬派なスポーツ系のブログに合うかもしれません。
タイピング的にはキーボードの真ん中に集中し。右手の人差し指が忙しくなるので個人的には好きではありません。
ガチガチのスポーツ系のブログだと合うと思います。
我
古来からの正当な一人称。本のタイトルなど改まった場面で使われることが多く威圧的でナルシスな印象を受けます。
自分の思想や主張をゴリゴリ押し付けるようなブログに向いているかもしれません。
正直、ARMSのジャバウォックがまっさきに浮かんできます。
タイピング的には左手のみで完結できるので打ちやすいと言えば打ちやすいが躍動感に欠けるので打っていて楽しくないです。
躍動するタイピングってなんだよ
序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。
将棋じゃねーんだよ。
俺
鎌倉時代までは二人称として使用されていましたが、次第に一人称として使われるようになり、江戸時代には男女問わず使われるようになりました。
明治時代以降は女性が使用することは減りましたが、東北地方の一部では未だに女性の一人称として使われています。
文章の一人称としての「俺」は
俺の印象
- 親しげだが少し上から目線
- 高圧的
- 乱暴
- 読者が「俺」のバックグラウンドも理解していることを前提としているよう
- 品がない
頭悪そう教養がない
というような印象を持ちます。
タイピング的には使用する列が上段のみで、かつ遠すぎず近すぎずのちょうどいいキーを打つのでなかなか趣があります。
ぼく
「僕」は男性が私的な場面で使用しますが、フォーマルな場でも使うことができる一人称です。
カジュアルすぎず、フォーマル過ぎないバランスの取れた一人称で、どんなブログにも対応できます。
最近のアイドルの歌詞の一人称が「ぼく」であることが多いのは「聴き手である男性が感情移入しやすいように」という理由があるらしいです。
ひらがなの「ぼく」はなんとなくボーとしたような感じがしますし、他の文章と混ざって読みにくいのであまりいい選択ではないかもしれません。
「ぼくはこう考えます」←「ぼくはこう」がひと塊に見えてしまうということです。
タイピング的には左の人指し指が大きく動くのであまり好みではありません。
僕
僕を使うのであれば漢字がいいと思います。
他の文章を混ざることもないですし、フォーマル感を少しだけ高めてくれるのでハウツー系の記事などであれば違和感なく読みすすめることができます。
音は2音ですが文字が1文字なのでスッキリテンポ良く読めます。
僕なら漢字の方が良いと思います。
オレ
僕の中で見続けるとすぐにゲシュタルト崩壊を起こしそうな文字ランキング第一位が「オレ」です。
文章内に「オレ」が多用されているとすぐにゲシュタルト崩壊を起こします。
- 高圧的
- 乱暴
- 品がない
という「俺」をわざわざカタカナで表記することで
- 尖った感じ
- 人として不安定な不気味さ
をプラスすることができます。
詐欺っぽいですしね。
わたし
「わたし」を使うのであれば漢字にしておいた方が良いと思います。
- 私のたわし
- わたしのたわし
わたしが他の文字に紛れるので漢字の方がいいです。
私のわたし
わたしのたわし
私のたわし わたしのたわし
おいお前どーした?
俺っち
俺っちの印象
- ひょうきん
- 無理してひょうきん
- ひょうきん風
- 一周回ってひょうきんじゃない
今どき「ひょうきん」なんて言葉なかなか使いませんが、とにかく「ひょうきん」という言葉がお似合いです。揶揄しています。
しかもひょうきんさを演じているような痛さがあります。
親指で自分のことを差してそうな絵が浮かんできます。
もともとは「俺」の江戸っ子言葉なので元気な印象を感じます。
タイピング的には躍動感があるのと、「っち」のリズムがいいのでありっちゃありです。
(なしだろ・・・)
ボク
「僕」「ぼく」よりも2ランクくらい品が下がるカタカナ表記の「ボク」です。
弱々しいイメージを抱かせることができるので母性本能をくすぐることができるかもしれまん。
女性の方が使う場合は漢字やひらがなよりも悪い意味でしっくり来ると思います。
オレっち
「俺っち」と「オレ」の悪いとこ取りです。
おれっち
一人称ではなく、どこかの方言で「木の枝」を指す言葉に見えてきます。そんなイメージ。
わい
タイピング的には理想的です。
最小の動きで打てますし、ある程度の躍動感を持っています。
しかし、平仮名の宿命で「他の文字に紛れやすい」という弱点があるので注意が必要です。「わい」は「ぼく」などよりも柔らかい字体なのでよりふわっと周りの文字に吸収されてしまいます。
筆者
アカデミックライティング(論文を書いたりすること)では、記事内容に客観性をもたせるために一人称を極力使わないという手法を行います。
一人称を使う必要がでてきたときに嫌々使うのが「筆者」です。
ですので「筆者」を連発しているブログは「筆者の本質を理解していない『筆者』って書きたいだけのブログ」と判断することができます。おそらくそういったブログは一人称を「私」などにした方が読みやすくなるはずです。
論文を読んだり、大学で卒論を書いたりしたことのある方はそれほど違和感を感じませんが、普段そういった文章を読み慣れていないユーザーだと違和感を感じやすいです。(「ウチはこう思うねん」という文章に多く触れているユーザー)
- ユーザーの知的レベルが一定以上のブログであれば客観性を説得力を増せるのでおすすめ
- ユーザーの知的レベルが一定以下のブログであれば違和感しか無い
という感じになります。
アカデミックな雰囲気のブログにおすすめです。くれぐれも筆者を連発しないように注意してください。
(ノリで筆者にしなくてよかったー)
書いている人の程度がわかってしまう恐ろしい一人称ね。連発していたらアウトなのね・・・。
おれ
平仮名表記のおかげで
- 親しげだが少し上から目線
- 高圧的
- 乱暴
- 読者が「俺」のバックグラウンドも理解していることを前提としているよう
- 品がない
頭悪そう教養がない
という「俺」の特徴が全体的に薄まった印象です。
カタカナと違ってそこまでゲシュタルト崩壊率は高くないのでいいかもしれませんが、他の文章に紛れやすいことには注意必要です。
ぼくちん
ぼくちんの破壊力
- 悪い意味で超個性派
- かわいこぶっている
- ふざけている
という印象を受けます。
かなり痛々しいのでおすすめしませんが、一人称がぼくちんなのに記事内容が真面目でしっかりしているとギャップが癖になるかもしれません。
文章力に自信があって真面目なテーマを扱う特化ブログであればおすすめ・・・しません。
俺っちさー!今日さー!!
(しっくり・・・きているだと!?)
あたし
「私」のくだけた表現で、昔は男性の商人なども使っていました。その影響で落語の一人称に多く使われています。
「私」が男性も女性の使えるのに対して、「あたし」は女性のイメージが強いです。
「私」よりも気が強い印象をあたえるので、日々の報告をするようなSNS的ブログには向いているかもしれませんが、何かを解説するような特化ブログにはむきません。
タイピング的には「私」より1文字減って打ちやすいにもかかわらず、減るのは「A」の斜め隣の「W」なので躍動感はほとんどかわりません。タイピングだけに関して言えば「私」の上位互換です。
ワシ
わたくしが省略されたのが「ワシ」です。
漢字だと「儂」になります。西日本を中心に使われている一人称で、年配の女性の方も使うことがあります。
- 高圧的
- 偉そう
- 強そう
という感じがしますが、「わたくし」の略だと考えると「わたし」と並ぶくらいきちんとした言葉です。
小林よりのりさんや、やる気元気いわきさんのイメージが強いです。あと千鳥の大吾さんですかね。どの方も曲者なので、癖のあるブログを作りたい方には向いている一人称かもしれません。
タイピング的には「わs」の流れのテンポが心地よく、「i」で躍動感がででるのが特徴です。
「わたし」の「ta」のしつこさが消えるのでタイピング的にはかなり優秀です。
ワシよぉ。今日よぉ。
合わないね。
ワタシ
「ワ」と「タ」、「タとシ」がそれぞれ似ているので視覚的な混乱を招いてしまいそうです。
「タ」が「ワ」と「シ」の架け橋になっているのがよくわかるので「タのための一人称」という感じです。
あなたのブログはユーザーのためのブログでなければならないので漢字の「私」がいいと思います。
アタシ
タイピング的に最初が「あ」だと前のめり感が強いので好みではありません。
語尾に「ザマス」とつけるようなブログにはいいかもしれません。
アタシさー!今日さー!
合ってる!
小生
男性が書面上でへりくだるときに使われる一人称です。
小生は自分が偉いことを前提として、目下の相手に気を使って「自分を小さく表現するための一人称」なので
- 偉そう
- 自意識過剰
というイメージを与えてしまう可能性があります。
書面で使われる言葉なのでブログの一人称としては不自然ではないですが、不特定多数が閲覧するWEBメディアでは使わないほうがいいかもしれません。
鬼滅の刃で鼓を持った鬼が小生小生言っていますが、口語で使われる言葉ではないので少し違和感があります。しかし鼓の鬼は元々文章を書く人だったのでその名残で一人称が「小生」になっているのだと思います。設定ちゃんとしてますね。
鬼滅すげー・・・
あたくし
「わたくし」のくだけた表現。わたくしをくだくなら「私」のほうが一般的でいいと思います。
- 高慢な女性
- 上から目線の女性
というイメージを与えるのでそういうものを好むユーザーをターゲットとしているブログにはいいかもしれません。
男性が使うと知的なイメージにガラッと変わる一人称です。東京方言では「わたくし」と同じ位改まった表現なのでそう感じさせるのかもしれません。
あたい
- わたくし→わたし→あたし→あたい
と、「わたくしがどこまでくだけられるか選手権」で優秀な成績を収めたのが「あたい」です。
だいぶくだけたなぁ・・・
- ちょっと変わった方女性
- 気の強い女性
- 垢抜けない女性
が使うイメージがあります。
中島みゆきさんが使う一人称です。
ブログを書くスイッチを無理やり入れたいときは宙船を聴いています。
拙者
武士階級が謙遜して使う一人称です。
拙者を使うのであれば文章全体を古風にしないと整合性がとれないので使うのが難しいです。
明治5年の人口統計によると士族は全体の6%なので、現在「拙者」を名乗っている方のご先祖は高確率で平民です。
自分のご先祖さまが士族であることがはっきりしていて、かつ、古風な文章を書くブログであればおすすm・・・。
おいどん
西郷どん
自分の名前
自分の名前やブログネームを一人称として使う方法もあります。
この手法には、他の一人称にはない
自分の名前を覚えてもらえる
という大きなメリットがあります。
ただし、名前がたくさんでてくるとしつこさを感じさせてしまうので一人称をあまり使わないブログで使うなど工夫をしましょう。
実名でブログを書く方は「姓」を名乗るほうがカチっとした文章になるのでおすすめです。
「名」を一人称にすると頭が悪そう品がないように受け取られてしまうので注意しましょう。
ブログネームが与える印象はそれぞれなのでなんとも言えませんが多用するとやはりしつこさはあるので気をつけましょう。
僕は最初の挨拶だけ名乗って、後は「僕」にしています。しつこくないですよね?
男性におすすめのブログ一人称
男性ブロガーに最もおすすめするのが「私」です。
- 最も多くの人が使用するので違和感がない
- 「わたし」「わたくし」の両方を含む(フォーマルな文章は読者が「わたくし」と読んでくれるのでフォーマル感が高まる)
- 男性も女性も使用するので文章だけで「性別のフィルター」をかけられない
- ビジネス上の正式な一人称なのでくだけ過ぎない
- 日常生活でも使うのでフォーマルになりすぎない
特におもしろいのが「性別のフィルター」です。
記事を読み終わって、書いた人に興味を持ってプロフィールをみてみたら「これかいたの男の人だったのかー女の人だと思いこんでたー」というような意外性を持たせられるかもしれません。
それがいい意外性なのか悪い意外性なのかは人と場合によりますが・・・・。
性別を気にしないで文章を読めるのはいいかも?
女性におすすめのブログ一人称
これも男性と全く同じ理由で「私」です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そんなつもりはなかったのですが25個もの一人称について検証してしまったので長い記事になってしまいました。
5つくらいで比較しようと思って書き始めたのですが深追いしすぎました・・・
やっぱり記事は見出しから書かないと痛い目に合うわね・・・
「僕」を使っている僕が私推しをしても説得力がないかもしれませんが、「私」がもっともおすすめする一人称という結論でした。
僕が「僕」と一人称選んだ理由は「私と俺の間」という理由です。
最初のブログはフランクにするつもりもフォーマルにするつもりもなかったので間を選択しました。
このブログは割とフォーマルに書いているつもりなので「私」でもよかったのですが最初のブログとの使い分けが面倒なので「僕」で通しています。
僕のおすすめは「私」ですが、あなたの一人称にもっとも合っているものをこの記事から選んで頂ければ幸いです。
おいどんとか。